毎日書道展とは、書道文化の向上と、書道芸術の相互錬磨のため、昭和23年に書壇を結集して「全日本書道展」を発足したのが始まりで、翌年「日本総合書芸展」として開催し、昭和26年から「毎日書道展」と改称されました。
“新しい時代の書道展”を旗印にした、伝統の書から、最先端の現代書まで、あらゆる分野を結集する総合展です。
毎日書道展も今年で63回を迎え、この度、平成23年7月12日(火)にザ・プリンスパークタワー東京にて「第63回毎日書道展表彰祝賀会」が行われました。
この祝賀会にて、先立って発表されておりました、第24回毎日書道顕彰・芸術部門受章を無事顕彰させていただきました。
金屏風の前に立ち、表彰状を受け取る瞬間、喜びと共に支えていただいた方々への感謝の念が沸きおこりました。
還暦という人生におけるひとつの節目に顕彰を頂き、実に感慨深い出来事となりました。
改めて、皆々様に感謝・御礼申し上げます。
以下に、専門紙・毎日書道〔2011年7月10日(日)〕掲載記事を引用させて頂きます。
■ 芸術部門 下谷、座本両氏。啓蒙部門は伊藤氏
毎日書道会は6月9日の理事会で、第24回毎日書道顕彰(平成22年度)を承認、決定した。芸術部門で下谷洋子さん(60)=前橋市、かな部審査会員、書道芸術院=と座本大汪さん(60)=兵庫県加古川市、漢字部審査会員、嚶心書道会=の両氏、啓蒙部門で伊藤滋さん(65)=東京芸術大学講師=を顕彰する。
下谷さんは個展「沈潜と流れ」(昨年10月、東京銀座画廊・美術館)で展示したかな作品が伝統に基づきながらも、現代感覚を加味した力強い表現と評価された。
座本さんは「還暦記念展」(昨年6月、神戸原田の森美術館)での漢字、詩文書などの作品が斬新で、独自の書表現を築き上げたスケールの大きな書展と評された。
伊藤さんは拓本などの研究を中心に、書道史、文字学、書の美などを論考、書道誌への発表も多く、啓蒙活動に貢献していると評された。
顕彰の選考委員会は5月中旬に開催され、理事会に報告、承認された。7月12日開催の第63回毎日書道展表彰祝賀会に先立って顕彰される。表彰状と副賞各100万円。