座本 大汪からのメッセージ
「字を書くということは人間修行の総称である」これは私の師である(故)劉 蒼居先生より、常日頃から言われてきた言葉です。この言葉を教訓に、私の書に対する姿勢は、書作においても指導においても常に「不惜身命」の精神を貫いております。
書に体ごとぶつかり、毎日が真剣勝負。練成会では一睡もせず、ただひたすら書と向き合うこともありました。
「書は人なり」という言葉があるように、私にとって字を評価されるということは、私という人間を評価されることと同じ意味を持ちます。
私の目指す書は、見る人の心を感動させ、何かを訴えかける・・・、私の書を通じて見る人へメッセージを伝えていけるような書です。現在では、私自身の書を磨くことはもちろん、若い将来のある人たちを育てていく為に指導にも力を入れております。我々の師や、書道文化を現代に伝えてきた先人たち、そして何よりも私自身の為にも、是非この書の素晴らしさを伝えていきたいと思います。
書道文化が少しずつ薄れていく風潮がみられ、この気持ちがなかなか伝わらず、もどかしさを感じる時も多々ありますが、だからこそ私は若い人たちが目覚めてくれる、憧れてくれるような作品を書けるように今後も努力し、悔いを残さない為にも精進して参りたいと思います。
美しいものを美しいと思えるあなたの心に是非迫りたい。一人でも多くの方が、私とともに書の道を歩み、学んでいけることを願います。
プロフィール詳細
雅号 | 座本 大汪(ざもと だいおう) |
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生年月日 | 昭和25年11月12日 |
所在地 | 〒675-0115 兵庫県加古川市平岡町一色797-256 |
TEL/FAX | 079-435-0617/079-435-9710 |
info@zamoto.com | |
師(敬称略) | 松本 龍鳳 / 劉 蒼居 / 金子 卓義 |
受賞 | 日展入選(計9回) 読売新聞社賞(計2回) |
現在の主な所属 | 書法研究 芳祥会 理事長 / 書法研究 嚶嚶 代表 / 嚶心書道会 理事長 佛教大学 非常勤講師 / 毎日書道展 審査会員 |
これまでの書歴
- 1971年
- (故)松本 龍鳳先生を師とし、玄雲社・(故)木村 知石先生にも指導を仰ぐ。
- 1984年~1997年
- 日展に初入選。以後、1997年までの間に計9回入選。
- 1988年
- 書法研究 芳祥会を発足し、代表に就任。
- 1993年
- 玄心会・(故)劉 蒼居先生を師とする。
- 1995年、1997年
- 読売新聞社賞を受賞。(計2回)
- 1998年
- 読売書法会 理事に就任。
- 2000年
- 創玄会(洪鳳社)・(故)金子 卓義先生を師とする。
- 書法研究 嚶嚶を発足し、代表に就任。(現在に至る)
- 2001年
- 毎日書道展 審査会員に就任。
- 2002年
- 嚶心書道会を発足し、理事長に就任。(現在に至る)
- 2003年
- 佛教大学 非常勤講師に就任。(現在に至る)
- 2007年
- 書法研究 芳祥会の理事長に就任。(現在に至る)
